野菜はみずみずしさが命ですから水分が多い食材です。
だから、生のまま冷凍すると解凍したときに、すが入った状態になってしまいます。
スカスカになるのを防ぐには、一度下茹でをして冷凍するのが野菜の冷凍保存のコツ・・
この下茹でして冷凍する保存方法はブランチングと呼ばれ次のような効果があります。
1.野菜にいる虫、微生物の殺虫、殺菌
2. 野菜内の酵素の働きを止め、野菜保存中の品質の劣化や変色を防ぐ
3. 加熱処理により細胞組織を軟化させて空気を抜き出し、氷結膨張に耐えられるようになる
4. 加熱処理により水分量を減らし、解凍後に出るドリップ量が減らす
このブランチングを使えばほとんどの野菜は長期保存が可能となり、様々な料理に使いこなせ便利。
カボチャ、ニンジンなどは適当な大きさにカット、カリフラワー、ブロッコリーなどは子房に分けね硬めに茹で上げ、水けをよくきって冷凍しておきます。
あとで、解凍して調理するときに加熱するので、少し硬めに茹でておくのがポイント・・
茹で過ぎてしまうのが心配なら、ざるに野菜にを入れて熱湯をくぐらせるのも良い方法です。
冷凍保存野菜を利用するときは、自然解凍だと水っぽくなるので凍ったままお湯に入れて解凍・調理するのも大事なポイントです。
付け合せ野菜
メキャベツ、インゲン、サヤエンドウ、アスパラガスなどの付け合せ系野菜は、料理のいろどりにさっと使えて便利。
実だけの状態にして冷凍
トウモロコシやエダマメ、グリンピースなどは茹で上げ、実だけで冷凍すればかさも小さくなり早く解凍できて便利。
青菜類
ホウレンソウ、コマツナ、チンゲンサイなどの青菜類は長期保存が難しい野菜ですが、硬めに茹でて水けをしぼり、小分けにして冷凍しておくと長期保存がきき、汁の実や炒め物、和え物などに重宝します。
その他
ジャガイモは下茹で冷凍保存にむきません。
ジャガイモ入りカレーの冷凍保存にはジャガイモを取り除いて冷凍保存します。
ただし、油で半揚げして冷凍しておくとするとフライドポテトが簡単につくれます。