野菜の鮮度を保つ保存方法

野菜はみずみずしさが命の食材・・
だからそのまま野菜を保存できるのならそれが一番です。
 なので、野菜の長期保存というよりも野菜の鮮度をなるべく保つ意味合いが強くなります。
 
 そのままの生の状態で保存する方法

  保存のポイントは温度・湿度変化の小さい納屋や冷暗所で乾燥を防ぐこと・・
    野菜のみずみずしさをなるべく維持するためです。
 
 
ハクサイ・キャベツ
ハクサイ・キャベツは外葉だけむいて1株ずつ紙に包み、日や風が当たらない気温の低い場所に置きます。
水分の蒸発を防ぐためです。
 包むのがめんどうならダンボール箱にまとめて収納しても同じ効果があります。
 包装紙は新聞紙を2枚~3枚重ねにして利用します。
適度の保湿性と通気性がありお金もかからないからです。a0002_000595.jpg
  収穫したてのものなら1ヶ月近く保存することができます。
葉物野菜
青梗菜・小松菜・ホウレンソウ・その他の小型葉物野菜もキャベツなどと同様に新聞紙で包んで保存します。
 ただし、鮮度が落ちやすいのでさらに、新聞紙を湿らしてからポリ袋に入れて保存しましょう。
  その際、ポリ袋に息を吹き込んでおくと低酸素・高炭酸ガスが保たれ長持ちする。
なお保存の際は立てて保存するようにしましょう。
 葉菜類を寝かしてしまうと葉先を上に向けようと余分なエネルギーを使ってしまい早くしおれてしまうからです。
 3~4日程度保存できます。a0002_010979.jpg
ダイコン.カブ
 ダイコンやカブは短期の保存であれば泥付きのまま葉を切り落として新聞紙に包んでおきます。
みずみずしさが身上の根菜ですから、水分が抜けてしんなりする前に使い切るようにします。
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葉を切り落として保存するのがコツ・・
葉をつけておくと本体の水分や、栄養分を葉が吸い取ってしまうからです。
タマネギ、ニンニク
 
タマネギ、ニンニクは比較的貯蔵のきく野菜・・
収穫したら日陰に数日おいて泥を落とし、蒸れて腐らないように日陰の風通しの良い場所にぶら下げておきます。
葉付ならタ5~6個をまとめて茎部分を紐で結び2組1セットにして左右に分けて竿などにぶら下げて保存します。
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玉だけの状態なら、ネットに入れて風通しの良い場所にぶら下げます。
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イモ類
サツマイモやジャガイモは収穫直後に天日干しして泥を乾かし、泥付きのまま段ボール箱に入れて貯蔵します。
 ジャガイモは日の当たらない冷暗所に置き、芽が出やすいのでマメに芽を取るようにして長持ちさせます。
サツマイモは寒さに弱く、腐りやすいので屋内の暖かく日の当たらない場所に置きます。
サトイモは本来小芋や孫芋をつけたまま保存しますが、量が少ない場合は小芋や孫芋をはずしてダンボール箱に入れて保存します。
 いずれの場合もおがくず、もみがらなどの断熱保温材を入れると保存効果が高まります。
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その他
長ネギは土付きのまま、ポリ袋などに入れ立てた状態で保存。

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