収穫前の保存方法
ホウレンソウの旬は冬・・
だから、家庭菜園などでホウレンソウを栽培している方は、適宜必要量を収穫しましょう。
いわば、未収穫保存・・
というのも、ホウレンソウなどの葉菜類は、冬、霜に当たるようになると凍結防止のためどんどん糖分を溜め込んでいきます。
水分が多過ぎるとすぐに凍結し細胞膜などが破壊されてしまうので、糖分という凍結防止剤を増量するわけです。。
また、凍結の原因となる水分をある程度発散するのも同じ理由です。
つまり、霜にあたったホウレンソウは甘みを増すのであわてて収穫する必要がないのです。
ホウレンソウは短日性です。
大きくなっても柔らかくおいしいので翌年の春先までゆっくり収穫することができます。
収穫後の保存方法
自家栽培で収穫できない方は、以下のような保存方法を試してください。
冷蔵保存
ポリ袋に入れて冷蔵庫に入れると1週間程度は保存できます。
ホウレンソウは収穫後も生命活動を続けています。
従って収穫前と同じ姿態つまり、立てた状態で保存すると鮮度が長続きします。横に寝かせると立ち上がろうとして無駄なエネルギーを浪費してしまうからです。
また、水分の蒸散防止のためポリ袋に入れますが、ぬれた新聞紙などに包んでポリ袋に入れるとより鮮度が保てます。
なお、このとき息を吹き込んでおくと低酸素、高炭酸ガスが保たれてさらにホウレンソウを長持ちさせることができます。
冷凍保存
生ホウレンソウをそのまま冷凍しても黒ずんでパリパリになります。
生てだの冷凍保存はむきません。
ただし、かたゆでしての冷凍保存なら2週間程度なら保存可能です。
冷凍のまま熱湯に入れて解凍するようにします。
自然解凍だと水っぽくなって風味を損ないます。