お米の上手な保存方法

お米をそのままルーズに保存していると黒い小さな虫(コクゾウムシ)がわくことがあります。
伝統的にお米はそのまま常温で保存できる穀物として扱われてきました。
ボタン仕掛けで押すと定量が出てくる米びつをルーズに利用したり、買ってきた米袋をそのまま保存容器に流用していたりすると注意が必要です。
コクゾウムシ、ダニなどの害虫を防ぐためには、大きめの密閉保存容器に保存するのがベターですが容器を開けたときに害虫が侵入すればその中で繁殖する可能性もあります。
従って、殺虫効果も期待できる冷蔵庫で冷蔵保存するのがベストな方法です。
米びつで米を保存する場合は、ニンニクのかけらを3~4片入れておくのも効果的です。
ニンニク臭で害虫が逃げ出してしまうからです。
ニンニクは、入れる前に薄皮を剥いて少し乾燥させておくのがコツ
米にニンニク臭が移らないので重宝です。
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万一コクゾウムシがわいた場合はお米を袋ごと冷凍庫の中に入れてしまうのが一番。
コクゾウムシは、23°C以上で活発に活動し、18°C以下であると活動が休止、4℃以下になると死んでしまうから。
2.3時間冷蔵すると虫は死んでしまいますから、そのあと米をテーブルなどにあけて根気よく虫を取り除きます。

なお、万が一気づかずに炊いてしまったり、食べてしまっても害はありません。
<一口メモ>
Maize weevil.jpgコクゾウムシ(ウィキペディア参考)
 
穀象虫(コクゾウムシ)は甲虫の一種で、その名のとおり鼻面が象の鼻のように長く伸びています。穀象虫は米粒の中に穴を開けてに産卵し、数日で孵化して幼虫は、お米の中を少しづつ食べながら成長。やがて成虫となり、米粒の中から出てきます。

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