オクラはアフリカ原産の野菜・・
黄色いハイビスカスに似た黄色の花を咲かせるのはオクラがハイビスカスの近縁種だからです。
このためオクラは低温に弱いのでオクラを上手に保存するためには冷やしすぎないことが大事なポイントです。
冷蔵庫で保存するときには、専用の野菜室での保存を推奨します。
新聞紙などに包んで乾燥防止と冷害防止を図ります。
冷蔵保存は、オクラ追熟によるトウ立ちを遅らせる効果もありますが、長く保存すると低温が苦手なため次第にしみだして腐ってくるので注意が必要です。
なお、短期間なら常温でも保存できますが、置き過ぎると追熟して固くなって食べられなくなるので注意が必要です。
より長期間の保存を望むなら、いっそのことラッピングして冷凍庫で冷蔵保存するのもオススメです。
<一口メモ>
オクラは、糖質、タンパク質、ビタミン類、無機質などが多い健康野菜ですが、特に食物繊維が多いのが特徴です。
100g中4.6gと野菜の中ではトップクラスの含有量です。
独特のねばりけは、ペクチンとムチンという成分が主役。
ペクチンは水溶性食物繊維のひとつで血中コレステロール値・血糖値を下げる効果が確認されています。
一方ムチンは炭水化物とタンパク質からなる成分で、山芋、サトイモのぬめりもこのムチンの働きのためです。
ムチンは、粘膜の保護・タンパク質の吸収の促進などの整腸作用が確認されています。
オクラには、その他非水溶性食物繊維も含まれ腸の活動を刺激して、便秘を改善する作用もあります。