ナスは低温・乾燥に注意するとそのままで上手に保存できます。
ナスの原産地はモンスーン気候で有名なインド北部・・
だからナスは日本の夏の高温多湿の環境が大好きです。
晴天が多く、適当な降雨量があった年のナスが特においしいのは原産地の環境に近かったのが大きな理由です。
ナスももぎたての新鮮なものが一番おいしいのですが、ナスを上手に保存するためには高温を好み低温に弱いというナスの個性を考慮するようにしましょう。
ナスをそのまま保存する場合の適温は10℃前後といわれています。
ナスはスポンジみたいな野菜です。
冷蔵庫の4℃という環境では低温障害を起こして実も皮が収縮して固くなり風味が落ちます。
そのまま常温で保存し2.3日で使い切るのが理想ですが、それ以上長く保存するなら冷暗所や冷蔵庫の野菜室が良いでしょう。
また、多湿を好むナスは乾燥も嫌います。
裸のまま放置しておくと水分がドンドン蒸発していき、シナシナ・シワシワのナスになってしまいます。
従って通気性のある保存袋(ポリエチレン製がよい)に入れるとより長く保存できます。