乾燥した環境のほうが長持ちする野菜には、原産地が比較的水分が乏しく乾燥したところが多いといわれています。
例えばタマネギの原産地はインド北西部、アフガニスタンなどのとても乾燥した地帯・・
円筒状の独特の葉はサボテンと同様の働きで水分が蒸発しにくい構造になっています。
また、トマトは南アメリカのアンデス高原地帯(ペルー、エクアドル)が原産できわめて雨の少ない地域でトマトは加湿を嫌がります。
これらの乾燥地帯出身の野菜は比較的乾燥した環境(湿度50~70%程度)で保存すると長持ちするといわれています。
しかし降雨量が多く、多湿な地方原産の野菜でも乾燥好きもあるのであくまで一般原則と考えたほうがよいと思います。
例えばエンドウなどは冬に雨が多い地中海性気候の近東地方が原産地、ショウガは元々熱帯アジア原産の植物ですが高温と多湿を好みます。
むしろ
カボチャ、サツマイモなどのイモ類、
根茎類のショウガ、ニンニク
種そのものである豆類(例えば果菜類は種を果肉が包むタイプなのと本質が違う)
など栄養の貯蔵庫として機能するように既に適切な水分量を内包しているので長く加湿状態に置くと腐りやすいのではないでしょうか?
ちなみに
ショウガは元々熱帯アジア原産の植物で高温と多湿を好みます
キャベツの原産地は西欧西部や南部の海岸地帯で冬に雨が多く
ニンニクの原産地は中央アジア
サツマイモの原産は南アメリカ大陸、ペルー熱帯地方
エンドウの産地が冬に雨が多い地中海性気候の近東地方
トマトは南アメリカのアンデス山脈高原地帯原産
なお、キャベツ、ハクサイも乾燥を好みますがそのままだと、外葉が乾いて中だけ加湿になりがち・・
外葉をむいて新聞紙で包むとより長持ちします。。