トウガラシの保存方法には、乾燥保存、塩漬け保存、味噌漬け保存などあります。
これらの保存方法はまだ、冷蔵庫や冷凍庫のなかった昔に使われていた保存方法です。
単にトウガラシを保存するだけでなくトウガラシの加工食という意味合いもあるこれらの伝統的保存方法・・
独特の風味と味わいを加味してくれるので、現在でもよく利用されています。
収穫前のトウガラシ
さて、前置きが長くなりましたが、 フレッシュなトウガラシをそのままの色、形、味わいで長期保存するには冷凍保存がオススメです。
1年以上の長期保存が可能で、必要な量だけ解凍して使えて重宝です。
また、トウガラシがたくさん採れ過ぎて困ったときにも便利・・
とりあえず冷凍保存しておいて、あとあと使い道を考えても良いでしょう。
冷凍保存中の青トウガラシをちょっと取り出してみました・・
一年ほど経過しています。
<一口メモ>
ナス科の植物トウガラシの起源は中南米・・
ちまたでチリーとも呼ばれるのでチリ原産などと誤解を生じることもあるようですが、トウガラシ発祥の地はボリビア中部地方と推測されています。
日本に伝えられた時期は明らかではありませんが、加藤清正が朝鮮から持ち帰ったとも、慶長年間にポルトガル人が持ち込んだとも言われています。今では品種も1600あまり・・
中南米以外ではたかだか数百年の歴史しかないトウガラシ・・
これほど人類の食文化に溶け込んだ秘密はクセになる辛味とその薬効にあるのでしょう・・