ショウガの甘酢漬け保存

生ショウガに多く含まれるジンゲロール成分・・
ショウガの成分・ジンゲロールには強い殺菌力があります。
しかし、この成分は生ショウガに多く含まれるので、ショウガはなるべく加熱することなく保存するのが望ましいです。

だから、にぎりずしの薬味としてガリが添えられているのはとても利にかなっていること・・
加熱することなくショウガを利用し、酢に漬けることで長期保存が可能だからです。
新ショウガが手に入ったらガリ、つまりショウガの甘酢漬けにして保存しては如何ですが?

ショウガの甘酢漬けの作り方 
新ショウガは薄めの輪切りにします。
酢1カップ・砂糖 大さじ3を混ぜて作った甘酢にスライスしたショウガを漬け込めば完成です。

☆大事なポイントはショウガの種類・・
収穫するショウガには、前年に種ショウガとして植え付けた親ショウガ(ひねショウガ)と新たにできた子ショウガ(新ショウガ)があります。
新ショウガでしたら、薄桃色のガリができますが、ひねショウガを使うとショウガの色そのままのガリができます。
お好みで・・
なお、ひねショウガを使ってショウガの甘酢漬けを作る場合は、下ごしらえが必要です。
ショウガをスライスした段階で、熱湯をかけてくぐらしておくのです。
こうするとショウガに少し熱が入り、ガリ特有の透明感がでておいしそうに見えます。
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<一口メモ>
どうしてショウガを食べると体が温まるのかご存知ですか?
そもそも体の冷えは血管が収縮した状態が続き、血流が滞ることが原因・・
血管の収縮や拡張を司っているひとつが細胞のカルシウムチャンネルで、カルシウムが入ると血管に収縮命令を出します。
ショウガの成分のひとつ・ショウガオールは、このチャンネルに作用して、細胞内へのカルシウム流入を抑制します。
そのため、血管が開いて血のめぐりがよくなるのです。

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