カブの酢漬け保存

カブは大根と同様に酢漬けで保存することができます。
カブの食味はダイコンと似ていますが、カブのほうがダイコンより、やわらかいし甘みも強く、肉質もキメが細かく滑らか・・
ダイコンの酢漬けより、カブの酢漬けのほうが断然おいしいと思います。 

 さて、野菜を保存する方法として酢漬けは日本だけでなく世界中にあります。
例えばピクルスやロシア漬けなどは有名です。
酢には、爽やかなすっぱさを食材に与えるだけでなく殺菌効果や防腐効果があるすぐれものだからです。

 

カブの酢漬けには、甘酢で漬け込む方法と、昆布を少量いれてうま味を加味する方法があります。
お好みで・・

ダイコンほどではありませんが、カブも水分の多い根菜・・
そのまま漬けると甘酢が薄くなってしまうので、塩で下漬けをしてから漬けることがポイント・・


カブの酢漬けの作り方
カブは皮をむいた後薄くスライスします。
長めに漬け込むなら、縦8つ割りにします。
塩適量を用意し、切り整えたカブに塩をまぶして手でもみ、水分がでてしんなりとしたら水洗いします。a0002_005976.jpg
軽めにもみ洗いし、過剰な塩分を取り除くと同時に強めに絞って水分をなるべく除きましょう。

酢1カップと砂糖大さじ3の割合で甘酢を作りフキンで水けをふいたカブを入れます。
これが基本ですが、甘酢に昆布を少量入れてうま味を加味してもグッド・・
また、乾燥トウガラシを輪切りにしたもの、ユズ皮をせん切りにしたものを入れると味に深みがでるとともに、白色のカブにトウガラシの赤、ユズの黄色が映えてきれいな彩りが楽しめます。
ついでに、カブの葉を一緒に漬け込むと、さらに鮮やかな緑色が加わってベター・・
です。

<一口メモ>
カブといえば白い根っこの部分が食用・・
ところがカブの根を食用にするのは日本独特・・
カブの根は90%が水分でカロリーが低く、5%が炭水化物・・
残りは食物繊維ですから低カロリーの健康食品といえます。
ところで、欧米ではカブはもっぱら葉を食用にし、根はほとんど食べません。
先ほど、カブの葉は酢漬けの彩りに重宝と紹介しましたが、カブの葉には水溶性カルシウムが多いので牛乳に引けをとらないほどのカルシウムの吸収性の高さがあります。
また、鉄分・ビタミンA・B・Cなども多くタンパク質も豊富・・
日本人もカブの葉の効用を再認識する必要があります。

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