ニンニクはオイル漬けにすると上手に保存できます。
ニンニクはしょうゆ漬け保存や酢漬け保存も可能ですが、香辛料としてニンニクを保存するならニンニクのオイル漬け保存が一番でしょう。
ニンニクのオイル漬けの作り方
ニンニクの小片の薄皮をむき粒のまま保存容器に入れます。
オリーブオイルをニンニクがかぶる程度に注ぎます。
オイルの香り付けが目的でしたら、2.3個入れれば十分な香り付けができます。
ニンニクのオイル漬けはパスタ料理に使うにはうってつけです。
パスタ料理の香りづけに、温めたオリーブオイルにスライスしたり、包丁の腹で押しつぶした生ニンニクを入れるのは定石です・・
だから、ニンニクのオイル漬けをそのまま使えば簡単においしいパスタ料理が完成します。
オリーブオイルにニンニクの成分が溶け込んだニンニク漬オイルをそのままつかうと熟成されたマイルドなニンニクの風味を味わうことができ、新鮮な生ニンニクの香りと一味ちがうパスタ料理が楽しめます。
もちろん、中華料理など、ニンニクと油をたくさん使う料理にも重宝です。
生ニンニクの収穫期は5月~7月と短期間・・陰干しニンニクでも秋口までしか出回りません・・
ニンニクが少なくなる冬場のためにニンニクのオイル漬けをつくってニンニクを上手に保存しておきましょう。
※番外編
ニンニクのオイル漬け保存には、オイルを加熱して強制的にニンニクの香りを移してしまう方法もあります。
ニンニクの保存方法というよりは、ニンニクオイルを作る感じです。
ニンニクオイルの作り方
フライパンにスライスニンニクを適量入れて、ひたひたになるくらいまでピュアオリーブオイルを入れて火にかけます。
弱火でニンニクを焦がさないようにゆっくり揚げます。
ニンニクが焦げてしまうと、ニンニクの香りがとんだり、焦げ臭くなってしまうので注意しましょう。
火が通ってニンニクが浮いてきたらニンニクの香りがオイルに十分に移ったサイン・・
全部浮いたところでスライスニンニクをこし取ります。
こし取ったスライスニンニクはパスタやサラダのトッピングに重宝しますので捨てないでください。
オイルがさめたら保存容器に移し、こし取ったニンニクを戻して保存します。
オイルはパスタの香りづけやサラダのドレッシングや炒め物などに
<一口メモ>
ニンニクのオイル漬けに使うオリーブオイル・・
オリーブオイルにはエキストラバージンオイルとピュアオイルがあるので注意が必要・・
パスタ料理などニンニク漬けオリーブオイルを加熱利用する場合は、エキストラバージンオイルではなく、ピュアオイルを利用します。
ピュアオイルは加熱用につくられたオリーブオイルなのに対し、エキストラバージンオイルは生食用のためつくられたものだからです・・
エキストラバージンオイルは加熱すると油の成分が変化してしまい風味をそこないます・・