ハクサイといえば鍋料理・・
ハクサイは本来周年栽培が可能ですが、高温期に収穫すると病害虫の被害が深刻・・
だから日本ではハクサイは秋野菜・冬野菜として流通するのが普通です。
本来の冬野菜ならば、冬の霜に当たるとデンプンを糖分に変えて凍結防止に励みますがハクサイは無理やり冬場に収穫させられたなんちゃって冬野菜・・
だから、ハクサイの上手な保存を考える上で実はハクサイは霜に弱いという点に注目する必要があります。
まず、家庭菜園で白菜を自家栽培している方なら、収穫時に根を切った白菜を再び畑に並べわらを被せて保存する方法があります。霜に当たると白菜の風味がてきめんに落ちてしまいますので注意が必要です。
こうしておくと、白菜のトウ立ちを防ぎつつ、切断したはずの白菜の茎から再び細根が再発し土から水分と養分を吸収するのでみずみずしさと風味を維持しつつ春先まで長期保存が可能です。
屋内で白菜を上手に保存するにはどうすればよいでしょう?
丸ごとハクサイならば、外葉だけむいて1株ずつ紙に包み、日や風が当たらない気温の低い暗所に置きます。
水分の蒸発を防ぐためです。
包むのがめんどうならダンボール箱にまとめて収納しても同じ効果があります。
包装紙は新聞紙を2枚~3枚重ねにして利用します。
適度の保湿性と通気性がありお金もかからないからです。
白菜は根元を下にし立てて保存するのがよいでしょう。
寝かしておくと白菜は立ち上がろうとしてエネルギーを費消する結果、保存期間が短くなるからです。
夏なら3日位で使い切り、冬なら3週間くらいで使い切るようにします。
なお、白菜の芯をくり抜き、 濡らしたキッチンペーパーなどを詰めて適宜交換すば保存すれば更に長期保存が可能です。
半分にカットした白菜は、株の根元にに縦に切り目を入れておくとハクサイの成長がとまるので鮮度が長く保たれます。
白菜をたくさん入手した時は塩漬けなど、漬物にして保存してもいいでしょう。
細かくカットした白菜はすてるのはもったいないのでラップに包み冷蔵保存。
けど、低温に弱いので、なるべく早めに使い切るようにしましょう。
かた茹で冷蔵保存という野菜の保存方法がありますが、白菜にも応用できます。
好みの大きさにカットして、塩を入れたお湯で軽く茹で、水分を良く切ってラップし、冷凍庫で冷凍保存も可能です。
解凍して利用するときは、自然解凍すると水っぽくなるので注意が必要です。