トウモロコシは保存できるか、保存方法は

注意点
「トウモロコシは鍋に火をかけてから採りにいけ」といわれるくらい新鮮さが大切です・・
これは、収穫後も生命活動が盛んで、収穫した瞬間から栄養分や甘味が急速に失われてしまうのがトウモロコシの特徴だから・・
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具体的には、収穫後1日経過すると糖分の1%前後がでんぷんに変化し、糖分の0.5%が呼吸作用で消耗してしまうそうです
そのため、せいぜい長くても収穫後3日目までがおいしさを維持できる限界です。

時間の経過とともに食味が低下するのがとうもろこしです。
とうもろこしは収穫したその日に食べるのが一番・・
どうしても食べきれない場合にトウモロコシの保存方法を検討するようにしましょう。

1.常温保存
上述のように3日が限界。

2.冷蔵保存 
トウモロコシの冷蔵保存ですが、生での保存は基本的に向きません。
ただし、生命活動をにぶらせ栄養分や甘味の喪失を遅らせる手段としては有効です。
例えばもぎたてのコーンを今日もらったが、明日の来客に採れたてのトウモロコシの味を味わって欲しい・・
といった緊急避難的な場合はとても有効です。
せいぜい2.3日程度。
この場合皮をむかず立てて冷蔵庫で保存します。
寝せるのはトウモロコシにとって不自然なポーズ・・
なり姿と違うトウモロコシは立ち上がろうとして無駄なエネルギーを費消してしまうからです。
a0002_002547.jpgコーンのなり姿
一説には、スイートコーンを一晩寝かした場合、立てておいたものに比べて甘味の主成分である糖分が32%も低下するのだそうです。
なお、生トウモロコシを長期間冷蔵するとしみだして腐ってしまいますので注意。

3.冷凍保存
たっぷりのお湯で3~5分ほど茹でて、良く冷まし皮を1~2枚つけたままラップに包んで冷凍し、食べる時はラップごと蒸します。
または堅めにゆでて粒をはずし、冷凍保存袋に入れて冷凍庫に。
保存期間は2~3か月。
食べる時は、凍ったまま加熱調理します。
4.その他
その他、トウモロコシは間欠滅菌法による水煮保存やポップコーンなどに見られる乾燥保存もあります。
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